ただいま。
ホテルに泊まったり、車中泊をしたり、
お友だちのお家に身を寄せたりしながら過ごした
14日間の旅がおわりました。
一瞬一瞬が尊く新鮮で、
ひとつひとつを
書き留めることがままならないまま
転がり続けた日々でした。
最終日は東京でじゅんやとはなちゃんと合流し、
人見記念講堂で
折坂悠太さんのコンサートを観ました。
旅の締めくくりに素晴らしい音楽があって
しみじみと涙がでた。
東京はどの街ともちがう
独特の雰囲気がありますね。
コンサートのあと
三軒茶屋でおでん屋さんに入ると、
お祭りかと思うくらい賑わっていて
東京のひとはこうやって夜を過ごすのかぁと
ドラマのセットのなかにいるような気分になりました。
遠いあの街、あの岬、あの山の麓にも暮らしがあり、
たとえもう二度と交わることがないとしても
それらはわたしの一部として軌道を描きはじめる。
ちがう速度、おおきさ、バランスで生きる人たちのことを
ふと思い出しては想いを馳せています。
二週間ぶりの見慣れた景色にほっとしながら、
ただいまーと家に着いたところで後ろのタイヤがパンク。
膨大な距離を走り続け、寝食をともにし、
さいごまで走り切ってくれたこの車が
ほんとうに健気で愛おしく思えて、
頑張ってくれてありがとう!と
声にならない声で胸がいっぱいになりました。
目に見えない色々なものに
守られた旅だった。
そんなふうにおもいます。
そしていまも。
長いお休みをありがとうございました。
またここで待っています。
みなさまの日常にすてきな旅がありますように!
