ばあちゃんが死んで 一週間が経った。




持ち帰って花瓶にいれた供花の

おおきな百合の蕾がひらいてとても綺麗。

雌蕊が生々しく濡れています。




晩年は色々なことを忘れて

私のこともすっかりわからなくなっていましたが、

けんかばかりだった母と

手をとって話をする姿がうれしかった。







自然には無駄がない。

痛みも、喜びも、忘れていくことも、

花が咲くことと同じ線の上にあると感じます。

わたしの感情の入る隙などないほど

ばあちゃんは、ばあちゃんの完璧な自然を生きて

全うした。

起こるべくして起こるものごとの連なり。






家に ばあちゃんは居ないけれど

今はどこにもいるなぁと想います。

百合の、甘い匂いがしています。