思い出。









四歳のお友だちのお家にお呼ばれして


夕ご飯をごちそうになりました。


お父さんは、レストランのシェフをしています。




つめたいもの、あたたかいもの、


どれも これも 瞼がぴっとひらくおいしさで、


お皿のうえにふっくら立ち上がるカレイを


生まれて初めて見ました。




みこちゃんを抱いていると、


好いてくれているのが伝わってきます。


わたしもおんなじ気持ちです。




畑仕事でへろへろだった身体も、


帰るころには


お皿のうえのカレイのように


ふわふわになっていました。