朝いちばんにパフェを作った日。
生クリームを泡立てながら
今年の抱負について考えています。
友だちから届いたお便りに
「2025年はどんな一年にしたい?」
と書かれていたからです。
こころのなかに持っている計画はたくさんあって、
それを叶えるためには元気が一番!とおもうけれども、
病めるときも健やかなるときも
どんな自分も抱きしめたい!
そんなふうに思っています。
年明けも洋裁の先生のところへ行って、
作業しながら、ファッションの話をしたり、
映画の話をしたり、お料理の話をしたりしました。
服を作ることに限らず、
先生と過ごす時間が
わたしにとってインスピレーションになっているところがたくさんあります。
どんなに容易に
自分の目的にぎゅっとアクセスできる時代になろうとも、
大切な気づきやひらめきは
いつもそこからはみ出たところ、
こぼれおちたもののなかにあるような気がしています。
「ほんとは正月のなにがめでたいんだって思ってるの」って
先生がおおきく笑っていたことを思い出します。
六年前に最愛のひとを見送ったこと、
急なお別れだったこと。
さびしさも悲しみも
まるごとを内包するおおきな笑顔がまぶしい。
努力して成し得た成功体験はポジティブな力をくれるけど、
願っても叶わなかったこと、
わかってもわかりきらないどうしようもなさのなかで踠いた時間が
その人のやさしさや
どうしても惹かれてしまう見どころの
ひみつなのかもしれない。