霜月。













たっぷり寝た。



一時間坐って、

バックパックを開けて

洗濯機を3回まわす。



馴染み深い家が

少しだけよそよそしく、新鮮に見えて

日常にも ゆるやかに 旅が続いていることを感じます。




この旅もさまざま、

尊い出来事や出会いがたくさんで

この日記も どこからなにを書いたらよいのかわかりません。


ひとつひとつ書けないほどで、

結局なにも書かないまま

霙が降り

季節がぐんぐん気持ちを追い抜いていきます。




このひとつの生だけではそばに居きれないあたたかい人たちが

わたしのこころのなかにたくさん住んでいて

山の中にひっそり佇む山小屋のようです。

私の日常と並行して流れるいくつかの時間に想いを馳せるとき、

それだけで胸のなかに空間が広がり

ほっと大切なことを思い出します。




時々こんなふうに日常からはみ出して、

寄り道をすることでまた進むことができます。

なにかにつけて時間がかかってしまう自分に

今は納得していると同時に、

関わって下さるすべてのみなさまへ感謝の気持ちでいっぱいです。

いつも、いつも、ありがとうございます。


瞑想中、人知れず 歳を重ねました。

とてもよい誕生日でした。

冬の入り口に立っています。