へろへろになった。





































甥っ子姪っ子にクリスマスプレゼントを買うために近くのデパートへ。





夫婦共々、デパートのあの乾燥した、


静電気を身体中にまとうような滞った空気が苦手で


なにか特別な用事でもなければ行きません。

 



はたから見たらなんの変哲も無いお買い物風景も、


子どもたちの喜ぶ顔を見るための


おじさんおばさんの身を削った努力の諸行なのでした。






ときにはこうやって普段しないことをするのも新鮮さがあって


どんなものが嬉しいかなと


自分の小さいころの気持ちを思い返したりもしていました。



世の中すでにクリスマス真っ只中なのでおもちゃはかなり品薄です。





初めのうちはこれが欲しいとかあれがいいとか、


これが〜とかふざける余裕もあったけれど



次第に旦那さんの言う小言や冗談にも反応できなくなってきて




最後はお互い考える気力も底をつき、


乾いたスポンジから水を一滴しぼりとるような気持ちでプレゼントを選びました。




大きな箱型の砂漠から、やっとの思いで家に辿り着いたついたときには


へろへろでした。

























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