そういうことか。
天気予報は雪マークでした。
上越のほうでは雪が積もった、と聞いて
甥っ子姪っ子が喜んでいるだろうなと思いました。
あの子たちが目を丸くしているのを想像すると
私の内側もふっとゆるんで目尻が下がります。
私はいつからかわからないけれど
「テレビ」にも「夢の国」にも興味がわかなくなってしまっています。
自分の興味がはっきりしてくる反面、
ある意味利己的な自分が見えるときもあります。
最近思うのは、それからもう少し大人になり
いろんな立場や役割の人の気持ちがなんとなく
体験として感じられるようになったことです。
じいちゃんばあちゃんの感覚は
私の想像を遥かに超越しているような気がしているけれど、
小さいとき、お父さんお母さんがディズニーランドに連れて行ってくれたことと、
うちのお父さんの性格や風貌(松方弘樹風)とを照らし合わせると
とてもお父さん自身がディズニーランドに行きたかったとは考えられない
と今になって思うのです。
そういうことか。と思いました。
「この笑顔のためなら」と思うとき、
今まで極小だった利己がすこし広がるような、
世界が広がるような、気がします。