からだから海まで。

 

焼きたてのパンと、冷蔵庫のやさいを煮たもの。

パンの仕込みは夕方ころから。

冷蔵庫で一晩じっくり発酵させて、

朝からのんびり二次発酵をはじめます。

ストックしてあるお気に入りのバターも解凍しておいて、

たべることにはぬかりがない。

普段の食事は、とくに制限のない平凡で質素なものですが

たべたあとの身体の余韻が心地よいこと、

たべるところからでるところまで

おいしいものだったらうれしいなと思っています。

近所のスーパーで買い物を済ませることも多いけれど、

選べるときは出来るだけ

自分にも、自分以外にもやさしいものをと考えています。

たとえ社会の窓際でも、

小さくとも 志しをもって生きるひとりとして、

いのちそのものと

手間のかかった仕事に敬意をはらいたい気持ちがあるからです。

自分になにかできるかもというのは

どこかおこがましいようなきもちがありつつも、

私のからだから海までは地続きなのだと感じています。

わたしもみんなもすこやかで

今年もきれいな海であそばせてもらえるように願いをこめて。