交わるいと。





寒くても、寒くなくても、

冬がおわって、春が動き出そうとも

お布団の中って気持ちがいいですね。


朝の瞑想をおえて

豆を炊き、

いつものダールに

黒炒り玄米茶の出涸らしを入れてたべました。

友だちが丁寧に炒ってくれたことを思うと

よけいに滋味深くて、

香ばしい香りとお米のぷちぷちした感触を

なんども噛みしめていました。



いただいたぴかぴかの苺。


膨大なエネルギーが動き出す春。

わたしたちの身体や情緒がゆらぐのもまた

自然なことだなとおもいます。

自分をいたわりすぎるくらいいたわってちょうどいい季節です。

わたしは、ことしも花粉のちからをかりて

冬に溜め込んだ色々をおおいに発散しています。


発症は十年以上前、

夜はヨガの仕事をしながら

日中、2トントラックで配達の仕事をしていたころでした。

忙しさに加えて外仕事の影響もあり

身体のなかの抗体が一定量を超えたようです。

そのころはお薬を飲んで、

点鼻薬をさし、四六時中目薬をしていました。

そうしなければ仕事が立ち行かなくなるからです。

薬を飲むと、すんっと鼻水がおさまる代わりに

たしかに自分のなかのなにかがすり減るような

得体の知れない感覚があったのをいまでも覚えています。

感覚そのものがぼんやりするような、

味気ない、薄めすぎたカルピスのような。



渡印と同時に配達の仕事と薬をやめて随分経ちますが

身体と向き合う時間がふえると花粉症の症状も随分らくになり、

社会的な私が存在するのと同時に

"身体の意図"

いのちとしてのわたしが居るのだと受け入れられるようになりました。


そっと押してそっと戻る。

縮んで膨らむいのちのダイナミズムに治癒が伴う。

世界に対して敏感に存在する。

ゆっくりと、その変化に目を凝らす時間をとるだけで

十分に自分をいたわる機会になります。

麻痺してしまうのは簡単だけれど

日々の積み重ねでしか育たないものがあるなあと感じています。



瞑想という私にとって大切なツールも

すきなひとたちみんなにすすめたい気持ちはあっても、

一人ひとり背負っているものがちがうことも知っています。

物理的にも精神的にも

今すぐ同じスタートラインには立てなくとも

少し視野を広げてみるとちょっとわくわくするかもしれません。

もし、いつか瞑想を学んでみたいと興味のある方なら

お薬を断って二年後に申し込むことができます💐

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