お薬について。





これまで、クリニックでのプログラムに携わらせていただくなかで

個人的な探求として

薬の作用や仕組みについて興味がありました。

できるだけ平らな目線で 勉強を進めていくなかで

頭痛薬や便秘薬をはじめとする"お薬"、

錠剤や顆粒状にパッキングされた漢方やサプリメント、プロテインなどを

日常的に飲んでいる方はどのくらいいらっしゃるのだろうというのは素朴な疑問です。


すこやかさとは。

治癒とは。

壮大なテーマに

とんと能力を超えた 途方もない問いのようにも感じますが、

次々上書きされていく気持ちのなかで

薬との関係性は考えさせられるものがあるなあというのが率直な感想です。


本来なら咀嚼・消化・吸収・排泄へゆっくりと向かっていく身体の道理を

ひととおり飛び越えて作用する"薬"。

頭痛薬であっても、オーガニックのサプリメントであっても

高度に抽出、精製し、"固定された成分"を

日々レセプターに直接的に受容させ続けるということには、

光と同様に影の部分があることを

今一度気にかけていただけたらと思っています。

先天性の症状や生化学的なバランスを取り戻すための一時的な服薬、

生活習慣病、慢性症状、

様々な事情でお薬を飲んでいる方がいらっしゃると思いますが

じふんにとって「治る」とはなにか、

あらためて考えてみることも

より深く自分と向き合うきっかけになると感じています。

向精神薬など離脱症状のあるものは

急な断薬はせず、サポートとともに方向を定めて

時間をかけて自分に投資していく心づもりで。

新しい方向に舵を切るために

明確な気持ちと食事と運動は必須です。

古いサイクルから少しずつ抜け出ていく、

身体という生涯唯一の道具と

謙虚に向き合っていく、

そん前向きな気持ちのお手伝いをさせていただけましたら幸いです。

今日も善い日になりますように💐

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