来たる秋。
朝晩はずいぶん過ごしやすくなりました。
こちらが布団のなかでごろごろしているあいだにも、
ガラス一枚隔てた向こう側では
虫たちが来たる秋を朗らかに奏でています。
木蓮てあっというまに大きくなるんですね。
日曜日は、せいだいに伸びた庭の木を剪定しました。
わたしは父に付いて、切った枝葉を拾い集める仕事をしました。
おおあせをかきながら緑がこすれる匂いをかいでいると
まだ夏の中にいるのだなとうれしくなります。
仕事の駄賃にもらった宇治金時アイスバーは、
練乳が入っていて、あまくてつめたくておいしかった。
透いた葉の間から風がとおりぬけると、
わたしのからだも青っぽく香っていました。
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