命の根を育む。



この前、蚤の市で見つけた花瓶にヒヤシンスを育てていて、

この球根からはピンクの花が咲く予定です。

花は元より、水耕栽培は根っこが見えるのがいいですね。

昔から植物の"根っこ"には惹かれるところがあります。

どんな大木にも それに見合った土台があって、

足元に広がる根っこの宇宙を想像するとわくわくしませんか?



一見枯れたように見えても

土の中では強かに命の根を育んでいます。

雨風、痛みや哀しみ、せつなさを

「なんとか乗り切った」って何度も胸をなでおろしながら。



"影"を描いた途端、平らだった絵が立体感を増すように、

誰かやなにかを好きになるとき

魅力って"綺麗なもの"だけでできてないんだな と感じます。

普段陽のあたらない、土にまみれた部分が垣間見えるとき

私の中でその人がふと立体的になる瞬間があります。

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