「透明な心で」。




新しい年のはじまり。

みなさまいかがお過ごしですか?

私は元気です。

水っぽい雪を踏みしめ、冷たく澄んだ空気を吸い込んで、

年末年始は家族と、おせちにお雑煮、海老フライと手巻き寿司を食べました。

家にじいちゃんは居ないけど、今はどこにも居るなあと思います。


年末、仙台からお便りが届いて

添えられていたのは、ブッダガヤの菩提樹の葉。

透きとおった水晶の底には

銀色の鉱物の柱がいくつも光っていました。



十一月。志都さんの家で心を惹かれた情景と、この大きな布は、

マダガスカルの野生のシルクで織られていて

亡くなった人の遺体を包むためのものだそうです。

志都さんにとって"大切な布" だとお手紙に書いてありました。

「死をきちんと抱きしめることができたら  生きることが光る」。

手紙の向こうに

じいちゃんや私の安らぎを

自分のことのように想ってくれる人が居ることに

涙がぼろぼろこぼれました。




今年も皆さまが、変化の中でも笑顔で 健やかでありますように。

時間がかかっても、よたついても、一歩ずつ味わいながら

生きたい方向へ進まれますように。

今年の金賞は「みんな仲よく」に決まりました!

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