生きるのに一生懸命。



















お守りのつもりでいつもポケット忍ばせていたリップクリームと精油。

















センターでは尋常でない暑さとトイレットペーパー難、


それから、どうやって様々な虫たちと折り合いをつけていくか


というのが毎日の課題でした。





日本人の肌は薄いので、蚊も目ざとく隙を見つけて刺してきますが


その瞬間強烈な痒みはあるものの


自覚して触らなければ、わりとすんなり跡形もなくなります。





問題だったのは夜、布団のうえです。


ダニ、南京虫、わかりませんがいろいろいました。


肌の柔らかいところ目がけて咬んできます。




夜中 身体のうえをなぞの虫が這う感触で飛び起きるけれど、


真っ暗な部屋のなかではどうすることも出来ずに


友だちにもらったレモングラスの虫よけとハッカの精油を布団と自分に振りかけて


あした四時起き。とぎゅっと目を瞑る日々でした。




神経質になり過ぎて変な夢でも見たのかなと思いたかったけれど 


朝起きると虫の亡骸とその風貌が


肌に残った感触と一致するので そうか、、 となります。




ただお互い、生きることを全うするために一生懸命です。






























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